猛暑でバターになりそうな毎日です(~_~;)
さて、前回は音痴克服についてお話ししましたが、今回は、私の“膝”についてお話しします。
今回はソフトでありハードな(!?)話題なのですが、気軽にお読みください^ ^♪
「膝裏の魔物との闘い」
「正座歴◯◯年!」4歳からの正座生活
4歳で箏を習い始めた私ですが、お稽古のときは、いつも正座でした。
初めこそ、いつも10分と保たず「しびれた〜(´Д` )」と弱音を吐いていたのですが、幼少の頃から正座の習慣があったおかげで、成長を遂げた私は、一日の合計で十数時間正座をし続けられるほどに、耐性が身につきました。
和楽器を演奏するには「正座をするのは当たり前のこと」というのは、その通りですし、実際舞台やお仕事で正座で演奏しなければならないことは多々あります。

「ゴリゴリ注意報発令!」膝裏に拳サイズの“なにか”が・・・
・・・ですが、今の年齢になって後悔しています。
「なぜあんなに長時間正座をしてしまったのだろう」と。
私の現在のお膝年齢は、大袈裟ではなく、還暦過ぎのお婆ちゃんほどだと思います。
なぜかと言うと、正座をすると、攣(つ)る。とにかく、攣りまくる。
思い返すと、中学や高校の体力測定で、膝裏を伸ばすのが辛いせいで、前屈だけ記録が悪かったので、その頃から正座による悪影響が体に現れていたのだと思います。
年齢のせいと言われれば否定はできないのですが、最近、長年にわたる長時間の正座により、膝裏に老廃物が溜まりに溜まり、塊となって血流を阻害しているのだと気づきました。
膝裏を触ると、リアルに「ゴリッゴリ」と鳴ります^^;
もう、拳サイズの石のようです。
考えてみれば、膝裏はただでさえ老廃物が溜まりやすい所なのに、長年長時間の正座を続けていたら、人より溜まるのは当然ですね(^^;;

「やるしかない!」追い詰められた結果の新習慣
実際に困らないと行動できない私。(そういう人は私だけではないはず・・・ですよね?笑)
正座での合奏練習の際に、場の空気を読まずにストレッチを挟まないと、とても続けられなくなり、「このままではいかん」と始めたのが、ストレッチとリンパマッサージ。
一日最低一回、練習の合間やお風呂でやることを自分に課してから、少しずつ攣るまでの時間が伸びてきた気がします・・・!
とはいえ、攣らなくなったわけではないので、これからも根気よく続けていかなくてはなりません。。
長年溜め込んだ老廃物は、かなーり厄介です(~_~;)
本当に、世の中のルールにしたい。
「正座は一日一時間以内」
これ、本当に大事なことだと思います。
正座は、和文化に根付いていますし、所作としても美しいと思います。
でも、長時間の正座は、決して体に良くないと、身をもって証明いたします・・・!

「無理は禁物!」身体をお大事に
私の周りでも、正座のしすぎで膝の痛みに悩まされている人や、二十代にして膝の半月板が割れた(!)という人もいます。
そうなると手術しかありません。
職業病とはいえ、そうなるまで無理して正座をし続けるのは、ナンセンスです。
そこは、頑張るところではないですからね。
どうしてものとき以外は、椅子に座っての練習をお勧めします。
正座に慣れるために、正座での練習が必要な方も、練習の途中や終わりに、ストレッチやマッサージを必ず入れ込んで欲しいです。
運動をするときも、準備運動やストレッチは大事とされていますが、楽器の練習でも同じです。
長く続けるなら尚のこと。
手や膝が痛くなる前にケアをして、自分の体を大事にする。
どんな職業の方にも言えることですね。
「身体が資本」とはよく言ったものです。
「後悔先に立たず!」早めのケアが大事
私の膝もこうなる前に、日々ストレッチやマッサージをするべきでしたが、時間は戻ってきません。(当たり前ですが、書いていて恐ろしいことだと思いました^^;)
整体の専門店で施術を受け、可能なら定期的に通って良い状態を保っていればベストだったのでしょうが、ズボラな私はそうはいきません。
先述の通り、本当に「やばい」と思わないと動けない人間なので、現状があるのですね。(堂々と言うことではないですね^_^;)
演奏家として長く活動するために、これからも、この膝裏の魔物と闘っていかなくてはなりません。

「自分のできる範囲」にも限界がある
このブログを読んでいる方の中にも、体のどこかしらに不調を抱えている方がいらっしゃるかもしれませんが、自分のできる範囲で、無理なく対策をして欲しいと思います。
ちなみに、「自分のできる範囲」でどうにかなるのは、まだまだマシな状態です。
本当に取り返しのつかない状態になると、そんなことは言っていられません。
病院に通ったり、先述のようにどうしても手術が必要になることもあります。
これから箏や三味線を始めたいと思っていらっしゃる方は、「自分のできる範囲」で対策できるよう、体のメンテナンスは必須と思ってください!
「威嚇ポーズで膝を救え!」私の膝救済方法
ちなみに私がいつもやっているのは、四つん這いの状態から膝をピンと伸ばした、四足獣が威嚇するときのポーズ。笑
踵を床にしっかりつけることで、かなり膝裏やふくらはぎが伸びて、効き目があります!
ちなみに目線は足の間を見ます。(目線を前方にするとまさに威嚇のポーズになるので、気になる方は鏡を見ながらやってみてください。笑)
また、腰痛対策で、床に寝ながらできる骨盤を整える運動や、肩こり対策のストレッチなどもしています。
不思議と気分もリフレッシュするので、きっと体が喜んでいるのだな、と思います(*^_^*)
練習の合間にちょこっとやるだけで、集中力が回復して、体の調子も良い状態を保てるようになるので、日常生活にぜひ取り入れてみてくださいねd(^_^*)

「演奏家は文化系に非ず!」体力が必須
また、楽器の演奏は、優雅に見えて、実は“体育会系”です。
私はいつも汗だくになって弾いています^^;
汗だくになるということは、それなりに体力を消耗します。
体力作りも大事です。
でも、特別難しいことをことを課すのではなく、自宅でできる簡単なストレッチや運動をしていれば大丈夫です◎
今の時代、“You Tube”などで簡単な運動を紹介した動画も沢山観ることができるので、自分に合った方法を見つけて、楽しい和楽器ライフを送ってほしいと思います^_^

「丈夫な身体は一日にしてならず!」身体と心のケアの習慣化を
今回は、私の膝裏事情や対策についてお伝えしました。
演奏家にとって、体のメンテナンスはかなり大事なことなので、これからも元気に活動を続けられるよう、きちんと対策をしていきたいと思います!
私の教室では、生徒さん一人一人に合った練習方法やトレーニングをお伝えするだけではなく、お悩み相談にも乗るオプション付きなので(もちろん無料です。笑)、体のことだけではなく、相談したいことがあれば気軽にお話しください(^-^)
「心と体は一心同体」。
皆さんも、心身を大切に、幸せな毎日をお過ごしください♪

2025年2月14日 熊本空港にて